コーヒーポット・ケトルのおはなし

ドリップ
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ハンドドリップに欠かせない、コーヒーポット。「ドリッパーにお湯を注げれば急須でもいいんじゃない?」

そう思っている人、多いんですが、今回はポットの選び方を述べていきますので、読み終えた後も「急須でもいい!」と思えれば急須でもいいです(笑)。

ではコーヒーポットがどんな役割をしているのか、みていきましょう。

 

注ぎ口

注ぎ口の形状には、2タイプあります。「細口タイプ」と「鶴口タイプ」の2つです。ただし、どちらがどうだ、という分類は歴史上ではあったのでしょうが、現状、分類は曖昧ではっきりとした区分けはできていないように思います。そのため、本記事ではどちらもまとめて「コーヒーポット」とよびます。

 

「細口タイプ」と「鶴口タイプ」に共通しているのは、出口が細いということ。出口が細ければ必然的に湯量を繊細にコントロールしやすくなります。特に、コーヒー抽出はたった150ccのコーヒーを、約3分でじっくりと抽出します。口の大きなヤカンでは出力が大きすぎてじっくりとした抽出は無理ですよね。

 

根元、胴体との接続部分

注ぎ口から胴体まで、同じ径・太さの管でつながっているタイプと、根元に向かって太くなっているタイプの2種類があります。

 

根元に向かって太くなっているタイプの方が、点滴抽出がしやすいですが、どちらのタイプでもやろうと思えばできるので、少しの差です。

 

肝心なのは、胴体の下部に付いていることです。上部にあると、ポット内のお湯が半分ほどになったとき、かなりの傾斜をかけないとお湯がスムーズに出てきません。それに、半分ほどになったお湯が、スムーズに出てくるための大きな傾斜では、湯量のコントロールはかなりの難易度になってしまいます。

 

注ぎ口の高さ

自然科学のはなしですが、ポットの出口からお湯が出てくるには、ポットの胴体内のお湯の高さと同じにならなければいけません。高い方の口から低い方の口にお湯が移動しようとするのです。

 

最初の工程である、蒸らしは、ごく少量のお湯を、細く均等に粉に載せなければいけません。このとき、ヤカンではなく、コーヒーポットであれば、注ぎ口の位置が高いのでほんの少し傾けるだけでお湯が出てきます。お湯をちょっとしか出したくないときに、ちょっとだけコーヒーポットを傾ければいいので、感覚的にできます。

 

抽出の後半、あまり時間をかけずにスピードアップしたいとき、ちょうど胴体内の湯量も半分くらいに減ってきているので、かなり傾けないとお湯が出てきません。そのため、大きな傾き=湯量のアップとなり、こちらも感覚的に操作できます。ポットの注ぎ口の高さは意外に理にかなっているのです。

 

ポットの収容水量

よくお客様に質問されることの中に、「お湯の温度を一定に保たなくていいのですか?」というのがあります。答えのポイントは2つ。

 

一つ目は、抽出する際の、お湯の温度。お湯の温度はコーヒーの味を左右する大事な部分です。簡単にいうと、温度が高いお湯の方が成分をたくさん抽出できて、低いお湯はその逆になること。

 

そして二つ目は、コーヒー豆にふくまれる成分は、初めに美味しい部分、それからどんどん美味しくない部分へと変わっていくこと。

 

この2つを踏まえると、おのずと答えがみえてきます。湯温を90℃一定に保ち続けるなら、後半は抽出したくない美味しくない成分を過剰に抽出してしまうことになるので、湯温は自然と下がっていくことが望ましいということです。

 

なので、抽出したい量のコーヒーを作るためには、途中でポットにお湯を追加しなくてもいいポットの許容量のものを選ぶのが良いでしょう。

それが難しい場合は、お湯を沸騰させたヤカンからコーヒーポットにお湯をいれたときに、同時に別の容器にも入れておいてください。ポットと予備の湯温が同期していれば問題ありません。

まとめ

今回は、コーヒーポットにフォーカスしてみました。なんでもよさそうで、実は奥が深いコーヒーポット。はじめに述べたように、急須でもできるんです。

 

しかし、逆に急須をコントロールすることができる超絶技巧が必要になってしまいます。毎日のコーヒーライフを気長に気楽に楽しみたい方には、コーヒーポットを使うことをおすすめします。

 

また、ステンレスかホーローかというのはどちらでもいい、というのが正直なところです。熱伝導や重さ、丈夫さなど、自分がメリットに感じる方を選んでもらっていいと思います。

 

BON COFFEE’s Master

BON COFFEE’s Master

静岡大学卒業後、2009年に地元福井駅前にて「BONCOFFEE」を、2015年に豆販売に主軸をおいた2号店「BONCOFFEE -BEANS STORE-」を開業。2020年、福井駅前再開発事業にともないビーンズ店を板垣に移転し現在に至る。モットーは「1杯のコーヒーのチカラで世界を少しまったりさせる」。作り続けたいコーヒーは、子供からお年寄りまで誰もが気軽に楽しめるコーヒー。コーヒーが飲めなかった人がBONCOFFEEのコーヒーなら飲めた、ブラックで飲めなかった人が飲めるようになったとの声多数。

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