コーヒーの健康・効用・メリットのはなし

コーヒーを飲む女性
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近年世界中でコーヒーの効用に関する研究・論文が発表され、新しい情報がどんどんアップデートされています。その中にはエビデンスのしっかりした真情報から、ちょっと怪しいグレーな情報までさまざまありますが、今回の記事ではエビデンスのしっかりした真情報をまとめます。

 

2型糖尿病リスクの低下

近年最も大きな注目を集めているのが、2型糖尿病リスクの低下です。2型というのは、生活習慣の影響が大きいタイプを指しています。ちなみに、1型は遺伝的な要因が強いタイプを指します。

 

この効用は世界中で発表されていることから、かなり信憑性の高い効用であるといえますが、未だにリスク低下を引き起こすメカニズムは突き止められていません。2009年に行われたメタ解析によると、摂取量が1杯増えるごとに発症リスクが7%低下するという試算も出されました。

 

糖尿病が疑われる成人の推計が2016年についに1,000万人に上ったことが、厚生労働省が実施した「2016年国民健康・栄養調査」で分かりました。前回(2012年)調査より50万人増え、調査を開始してから最多となりました。

 

また、世界の糖尿病発症リスクの割合は今や、11人に1人という国連の発表もあります。日頃からコーヒーを愛飲している方は、今後も無理ない程度に楽しいコーヒーライフを過ごしていただきたいものです。

 

肝がんの発症リスク低下

肝がんリスクの低下はもっとも研究が進んでいる分野です。実際、メタ解析の結果をみても、コーヒー摂取量が一日一杯増えるごとに、約20%の肝がんリスクが低下するという総括がでています。これはかなり驚きの効用といえるのではないでしょうか。

 

さらに、B型・C型肝炎ウイルスによるウイルス性慢性肝炎の方でも発症リスクの低下がみられるようです。肝がんだけではなく、コーヒー飲用は肝機能全体の改善が見込まれるとの見方も強いです。しかし、この効用についても未だにメカニズムはわかっていません。

 

リスクの上昇が報告されているもの

膀胱がんに関しては注意が必要です。因果関係ははっきりしていませんが、メタ解析の結果、コーヒー飲用が膀胱がんの3~5%のリスク上昇につながっているという検証があります。残念ながら、ただ良いことばかりという都合のいい話はないようで、モノにはバランスというものが必要なんですね。

 

心疾患リスク低下

心疾患に関してはこれまで善悪の紆余曲折を経ていますが、現在のところリスクの低下を示すという結果に落ち着きました。ただし、注意が必要なポイントがあります。

 

調査によると、心疾患や脳卒中のリスクは、コーヒーをまったく飲まない人に比べて、3~4杯程度の人がもっとも「なりにくい」、リスク低下を示しましたが、逆にそれよりも飲みすぎる人は「リスクが上昇する」という点です。

 

何事も、適量適度が一番だということですね。

 

パーキンソン病

一日に3杯飲む人は、飲まない人に比べて25~30%程度のリスク低下があると報告されています。

 

これはカフェインが重要な役割を担っているとされ、お茶やその他のカフェインを含む飲料でも代替可能です。このカフェインの効用から、新しい抗パーキンソン病薬の開発につながりました。

 

長寿になる?

最後は長生き問題です。多くの研究が行われていますが、おおむね、飲むグループの方が、飲まないグループに比べて、死亡リスクの低下傾向が報告されています。

 

こちらも医学的根拠はまだわからない状況ですが、コーヒーを好きで飲んでいる人には朗報といえるでしょう。

 

まとめ

さて、今回の記事はどうだったでしょうか。誰もが興味関心のあるコーヒーと健康のはなしでしたが、良好な研究が多くて心強いですね。しかし、本記事で何度もいってきたように飲み過ぎは厳禁です。一日の目安3杯程度を守って楽しいコーヒーライフをお過ごしくださいね。

BON COFFEE’s Master

BON COFFEE’s Master

静岡大学卒業後、2009年に地元福井駅前にて「BONCOFFEE」を、2015年に豆販売に主軸をおいた2号店「BONCOFFEE -BEANS STORE-」を開業。2020年、福井駅前再開発事業にともないビーンズ店を板垣に移転し現在に至る。モットーは「1杯のコーヒーのチカラで世界を少しまったりさせる」。作り続けたいコーヒーは、子供からお年寄りまで誰もが気軽に楽しめるコーヒー。コーヒーが飲めなかった人がBONCOFFEEのコーヒーなら飲めた、ブラックで飲めなかった人が飲めるようになったとの声多数。

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